高度な注文方法が開発されたことによって、FXのリスク管理は非常に便利になったと言えるでしょう。その一つがIFD注文です。リスク管理で最も大事なことがロスカットです。例えば、損失抑えるために、50銭の値幅でロスカットを入れると決めている場合を考えてみましょう。
現在のレートが113.50で買い注文を入れた場合、113.00がロスカットの水準です。そのタイミングを外してしまうのは良くないですから、113.00で逆指値注文を入れておけば安心です。しかし、買い注文を入れて113.50で約定した瞬間にレートが下落し、そして113.00を遙かに下回るレートが形成されたとすると、ロスカットは失敗に終わることがあります。このようなことになる可能性は否定できません。
指標の発表や大口の実需の取引があった場合などにはあり得ることです。例えば112.00まで下落した場合の損失を考えれば恐ろしいことでしょう。FXではレバレッジをかけていますから、損失が拡大しやすいのです。運悪くこのようになるリスクを抑えるためにIFDを使うことができます。
IFDでは、第1注文が約定した瞬間に第2注文が発注されます。ポジションを持つための買い注文を第1注文として指定しておき、第2注文にロスカットの逆指値注文を入れておけば良いのです。こうすることによって、ポジションを持ってからロスカット注文を発注するまでのタイムラグをなくすことができますから、FXのリスク管理としては最適です。入金確認業務のことならこちら