FXのトレール注文でリスク管理

FXのトレール注文を利用すると、ロスカット水準を変更していくことができます。ロスカット水準が為替レートに引っ張られるように変更されるために、FXではトレール注文と呼ばれています。具体的な例を挙げてみましょう。現在の為替レートが1ドル=113.20円だったとします。

トレール注文を発注するときには成行、指値、逆指値を選べる場合が多いですが、ここでは話を単純化するために成行で買うことにします。注文を出すときにはトレール幅を設定します。このトレール幅に応じてロスカット水準が変更されます。ここでトレール幅を50銭にします。

注文を発注すると買いポジションを持つことになりますが、ここの買い注文が113.20円でのエントリーだとすると、この時点で自動的に50銭したの112.70円で逆指値注文が発注されます。ですから、この瞬間にドルが急落して112.70円にまでなれば取引は終了です。ドルが上昇して114.00円になったとしましょう。この場合には、逆指値注文のレートは113.50円になります。

さらに上昇して114.50円になれば、逆指値注文のレートは114.00円になります。上昇するにつれて逆指値注文の水準も上がっていくのです。逆指値注文のレートは下がることはありません。これを利用すれば、ロスカット注文を発注しなくて良いというメリットがあります。

FXでは注文が増えるとミスが起こりやすいですから、注文の数を減らせられるのは魅力的でしょう。

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